ルイヴィトンの歴史

ルイヴィトンのバッグは旅行鞄が始まりと言われています。
今日はそんなルイヴィトンの歴史について書きたいと思います。

製材所の家庭に生まれたルイヴィトンは14歳の時に家出をし職を転々としながらパリに向かいました。
パリに辿りついたルイは荷造り用木箱製造職人兼荷造り職人の見習いとして働き始め約20年間で熟練の技術を取得しました。

フランス王室からも注文を受けるほどになったルイヴィトンは1854年に世界初の旅行カバン専門のアトリエ　ルイヴィトンを設立。
防水性のある布地を用いたトランクを発表。蓋の丸いトランクが主流の時代に室内で積み上げることのできる平らなトランクを考え出し
軽く、防水性の高い、仕切りがあり使いやすい『ルイヴィトンのトランク』は高く評価され規模を拡大。

1867年の万国博覧会で銅メダルを授与されその評判は世界的なものになりました。

この頃から偽物との長い戦いが始まりました。
偽物の対策としてデザインや柄を変更しましたが、すぐにコピー商品が出回りました。
ですがコピー商品に負けることなく、商品の販売は好調でアトリエは２代目へと引き継がれました。

1888年　コピー商品対策として2代目ジョルジュは市松模様のダミエを発表。
この頃からハンドバッグの製造も開始しました。

パリの万国博覧会で金賞を見事受賞。
商標登録されていたにも関わらず、シンプルなデザインのダミエはすぐにまたコピー商品が出回るようになりました。

さらなるコピー商品への対抗策として『モノグラム』を発表。

日本の家紋からヒントを得て作られた複雑なデザインは現在のプリントとは異なり
すべて職人の手作業で描くため、コピー商品は激減していきました。
この『モノグラム』は現在でも大人気のシリーズとなっています。

豪華客船タイタニック号の沈没事故の時、
ルイヴィトンのトランクにつかまり命が助かった人もいたという話や
数十年後年後客室から引き上げられたルイヴィトンのトランクには水が入っておらず
当時のままで残っていたという逸話まで残されています。

現在でも世界的に人気のルイヴィトン。
その人気の高さから中古市場でも高く評価されています。

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